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bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画『10 クローバーフィールド・レーン』見てきたよ!!!

映画

私以下3000字くらい、ただただとっちらかった感情に駄文を書いてますが、私が書きたかった、そして知識と教養がないため書けなかったことが全て網羅されてる!!!

d.hatena.ne.jp

ので、↑こちらを読んでいただけたら↓これは読む必要ないです。

それでも鼻血が出るほど退屈で、なにかしないよりはしたほうがましな方はどうぞー。

 

 

見に行きたかった「エンドオブキングダム」を県内で唯一上映してた映画館に公開中に見に行けず後悔しきりでしたが、Twitter上で「フェミだ」「女性へのエンパワメントだ」と言われていた「10 クローバーフィールド・レーン」はせめてこの目で確かめようと気張って見に行ってきました。

10cloverfieldlane.jp

 

前作の「クローバーフィールド/HAKAISHA 」も見たことがなくて、だいたい宇宙人と痛快に戦闘する映画だろうなーと思い込んでいたので、映画始まってえ?サスペンス?ホラー??え?怖い、ソウみたいなやつじゃないよね?大丈夫??大丈夫???私が見に来たのってこの映画でオッケーだっけ???としばらくビクビクしてました。

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

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 (以下ネタバレあるよ)

 

 

 

 

 

結果的にこの映画についてほぼ何も知らずに見に行って正解だったなと思います。

その分予想を何度も裏切られたしスリリングだったし。

ただ、これ見終わった後はキツネにつままれたような気持ちで、どう受け止めていいかわからなかったんですが、Twitterで感想を漁っていたらやっと自分なりに納得することができました。

 

そっかーーー、そうだ、これは「ルーム」「マッドマックスFR」と共通したテーマの話だ!!!!

 

車を走らせていた主人公ミシェルは突然交通事故に遭い、意識を失い、目覚めた時には密室に監禁されている。

監禁した男ハワードは、外は汚染されており他の人間はみな死んだ、自分はミシェルを助けてやったんだ感謝しろと伝えるがミシェルはそれを信じられない。

ハワードは世界の終わりが来ることを予想して、海軍での勤務経験を活かし、シェルターを作り生き延びるために必要な物資を備蓄していた、いわゆるプレッパーズ。

最初は手錠で拘束されていたものの、ハワードの言葉に従っている限り彼はミシェルに危害を加えてくることはなく、ミシェルはやがてシェルター内を自由に動けるようになり、自分以外の生存者エメットがいることもわかるが…

 

という感じの始まりで、序盤から中盤にかけてはひたすら密室での3人による心理劇です。

威圧的に振る舞いながらも時折人間味を見せる不気味な男ハワード、気さくな人柄で彼女と仲良くなる若いエメット。

最初はハワードを頭のおかしい変質者だと思って彼に反抗し、シェルターから脱出しようとするミシェルですが、外から助けを求めに来た女性を目撃し、どうやら本当にアメリカはどこかからか攻撃を受けて外は大変なことになったということを受け止めたミシェル。

監禁状態にあるとはいえ、生きていることは幸運かもしれないと、ハワードとエメットとの共同生活を受け入れ、まるで家族のような和気藹々とした時間を過ごすものの、やはりハワードには底知れぬ不気味さがある。

で、繰り返しハワードの話に出てくる彼の娘メーガンだが、ミシェルにハワードが見せた娘の写真は実際の娘ではなく学生時代に疾走したエメットの同級生であり、その写真の少女がしていたイヤリングが血まみれで空調室に落ちていることをミシェルは発見。

30才を過ぎている大人の女性であるミシェルをwoman ではなくsweetie, girl ,  little princessと形容する等チャイルドマレスターではないかということが示唆され、彼女はエメットと一緒に脱出するチャンスを伺い、自分のスキルを活かして防護服とガスマスクを少しずつ手作りする。

その最中にエメットはハワードに殺され、ミシェルは急いで防護服を作り上げ、これでお前と二人きりだ、最初からこうしていればよかったと覆いかぶさってくるハワードを押しのけ、撃退し、やっとのことで外に出る。

外に出て息も整わないうちに襲ってくるのが、どうやら地球外生命体、いわゆる宇宙人で、ここでやっと、終盤に来てやっと宇宙人とのバトルが始まる!!!

 

で、どのへんが女性へのエンパワメントか、最初は私にもピンと来なかったのですが、Twitterで見かけた「邪悪な父親からの逃走」「”奴らはあらゆるフォームでやってくる”というコピーが秀逸」というのを見かけてやっと合点がいきました。

女性にとって恐ろしいのは宇宙人(外敵)だけではない!内なる敵(身近な人)だって同じだけ恐ろしいということか!!!と。

 

「ルーム」も犯罪者に監禁された女性(とその子ども)の話でした。

あの話でも、彼女は監禁されている間も苦痛を味わったけれど、より大きい苦しみは外に出て自由になった後に彼女を待ち受けていた。

「ルーム」にいる限りは、自由はなく犯人に服従していないといけないけど、とりあえず生命は保たれていて衣食住は提供されていた(それも犯人の失業で危うくなり彼女は脱出を決意するのですが)。

これは「マッドマックスFR」でワイブスたちが置かれていた状況でもあるし、もしかしたら現実の女性の多くも同じような環境で生きているのかもしれない。

生殺与奪を握っている支配者(夫だったり父親だったり)に服従をして生かしてもらっている。

外の過酷な環境で自分の力で生きていかなくていいかわりに、自由と人間としての尊厳を支配者に差し出さなければならない。

映画の女性たちはみな、自分の命をかけても自由と尊厳をもとめて支配者と闘い、勝利をおさめ外に脱出していく。

で、彼女らはみな監禁された部屋での生活よりも、ある意味ではもっと残酷で過酷な現実と向き合う。けども後悔はしない。勇ましく戦い続けることを選ぶ。

まさにまさに女性へのエンパワメントの話だーーー!!!

 

ミシェルは冒頭、彼氏との別れ話に心を傷め、泣き、衝動的にも思えるような動作で身の回りのものをトランクに詰め込んで道路を来るまで疾走してた、普通の若い女性に見えるのですが、ひたすら挫けないし、意志が強く賢く、タフ。

監禁されたことに気づいて怯えはしたものの、次の瞬間にはどうにか頭を巡らせてあるものを使って連絡するためのケータイを取り戻そうとしたり、与えられた松葉杖を削って武器にしようとしたり、火をつけて相手の注意を誘ったり。

結局彼女は海軍経験者の身体の大きな男も倒すし、襲いかかる宇宙人や宇宙船も撃退してしまう。

カーラジオで流れてくる生存者向けの放送を聞き、救援部隊がいるバトンルージュではなく、まだ戦闘が続いており助けを必要としているヒューストンの方角へ、他人を救う戦士のひとりとしてハンドルを切るところで映画は終わり。

ひゃーーーーかっこいいーーーー!!!

どこにでもいるような普通の女性が、一人の戦士として旅立つまでを描いたストーリーなんですよ!!!

帰ってしばらくしてやっと自分の中で咀嚼して、疲れたけれど見に行って本当によかったと思いました!!!