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bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画「火車 HELPLESS」見たよー

映画 韓国 読書

 宮部みゆきの小説「火車」を韓国で映画化されてます。

火車  HELPLESS [DVD]

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キャラ設定やラストなど、 原作とは少し変更点がありますが基本は原作通り。

主人公は最後まで恋人を思い、苦悩し彼女を捜す動物病院の院長を演じるのはイ・ソンギュン。

それを手助けするのは汚職で解雇されやさぐれた生活を送っている元刑事は、「哀しき獣」でミョン社長に「男前だな!」と褒められる社長を演じたチョ・ソンハ。

謎めいたヒロインを演じるのは「裏切りの陰謀 [DVD]」でもヒロインを演じていたキム・ミニ。

他にも「新しき世界」でチャン・スギを演じたチェ・イルファ、「悪いやつら」「生き残るための3つの取引」などの韓国ノワール映画ではおなじみ脇役のキム・ミンジェなど見慣れた顔がたくさん!

 

 

原作ではヒロインの当初の婚約者は親戚の休職中の刑事に調査を依頼した後、割と早めに退場しますが、映画では最後まで婚約者がヒロインを追います。

ヒロインは原作では清楚な美人設定なので、日本で直近でドラマ化された際には佐々木希が演じていましたが、この映画では顔立ちは整っているしスタイルもいいけど、直球の美人女優という感じではないキム・ミニが演じることで、どこにでもいるような平凡な女性が壮絶な道のりを歩み、自分の人生を捨て他人に成り代わる言語を絶する決意をしなければならなかった修羅が胸に迫ってきます。

主人公のヒロインへ寄せる真摯な愛情と、愛しているがゆえにヒロインの正体が分からず苦悩し怒り不安に苛まれている様子と、ささやかな幸せを望みながらもどうやってもつかめないヒロインの苦闘が中心に描かれます。

原作ではけっこうな比重を置いて描かれたヒロインに成り代わられた女性についてはさらっと流してある程度。

 

とはいえ原作だとどうしても文字情報しかないので、読んでるうちに頭がこんがらがって、初めて読んだ中学生当時はどんな物語か把握できてなかったほどなんですが、映像だとすっきりわかりやすい!!

そして「死体のないミステリ」と言われた通り、死体は最後まで出てこないし最後に出てくる死体は…という。

 

「哀しき獣」では素敵なスーツ姿でパリッと決めていたチョ・ソンハが、日焼けして無精髭を生やしたワイルドな姿で、韓国の40オーバーの俳優が見せてくれるやさぐれ演技のクオリティの高さに唸ったのでした。

もうちょっとソンハさんが出てきてくれたら「チェイサー」がユン様のアイドル映画だったみたいになったのになー。。。と多少残念でしたが、途中からはバディムービーのようになっており楽しかったです。

火車 (新潮文庫)

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