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bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

「凍える牙」見たよ!!!!

読書 映画 韓国

ソン・ガンホ主演と聞いてずっと見たいと思っていたのですよね!!

凍える牙 [DVD]

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 ですがこれは日本の小説が原作です。

過去に見た日本の小説を韓国で映画化した作品は非常に誠実に面白く作られていたので、せっかくだから原作を先に読むことにしました。

 

凍える牙 (新潮文庫)

凍える牙 (新潮文庫)

 

 バツイチの女性刑事が主人公で、彼女がある連続殺人事件を「女に警官が務まるか」と思っている女性蔑視バリバリの中年刑事とコンビを組んで捜査していく物語です。

人体発火、人間に襲いかかる狼のような獣の謎などを追いかけるミステリーと、端からコンビの女性を馬鹿にしてかかってる中年刑事と、その古い考え方に反発を覚えながらも無表情にやり過ごそうとする主人公との嫌気が差すような道中、それでも捜査を進めていくうちに少しずつお互いをわかりあえていくようになる人間ドラマでもありました。

 

で、この中年刑事が本当にラストに行くまで嫌なやつで、女性蔑視はあるしDV野郎だし、ガンホちゃんはこれをどうやって演じるんだ?と映画をレンタルしてきました。

 

映画では、韓国らしいアレンジが加えてあり、原作ではもう出世街道から外れた刑事一筋に生きるようなキャラクターが、まだ出世を諦めておらず野心を抱え、屈折したまま鬱々と過ごしてる男になってました。

主人公はほぼ原作通りですが、同僚の刑事たちからのセクハラ描写は原作より数段ひどくなってました。

原作では捜査班での紅一点ということは大いに意識されていましたが、それでも当たらず触らず遠巻きにされている感じだったのに、映画ではかなりあからさまな嫌がらせと身体に触れるセクハラ、そしてそのセクハラを拒絶された腹いせに平手打ちをされ、疎まれて異動させられるという苛酷さでした。。。

その分、自分の居場所があるはずの職場で孤独に陥った彼女が、敵であり人間でもない、ただの獣のはずの狼犬と心を通わしてしまう描写には非常に説得力がありました。

また被害者に政治家を設定したために、物語の規模が少し大きくなり、派手なアクションシーンも追加されていたのはとてもよかったと思います。

同僚の侮辱に耐えかねて炸裂するガンホちゃんのドロップキックだけでも見た価値がある!


出世に目がくらみ、コンビの女性が嫌がらせされていても無視を決め込み、手柄のために無茶を言うけども、やっぱりどうしても憎めないのはさすがガンホちゃんならではやなーと思ったのでした。

主人公役のイ・ナヨンもかなり苛烈に痛めつけられるので見ていて辛かったのですが、アクションはかっこよかったです。