読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

「ジェノサイド」読んだ

2012年のこの「ミステリーがすごい!」第一位でとても話題になった小説です。

ジェノサイド

ジェノサイド

 

 話題になった後、ネットを中心にバッシングが起こっていたのを覚えてます。

私は当時作品を読むような精神的余裕はなかったので、この辺のことをぼんやりと把握している程度なのですが、今回やっと読むことが出来ました。

 

好戦的で功利的なアメリカ政府、そのプロジェクトチームが指揮する作戦に参加する元特殊部隊員、父親の残した謎に迫ろうとする日本の薬学部の大学院生と物語が複層で進んでいきます。

タイトルがジェノサイド(虐殺)なので過去に日本が起こした虐殺事件(南京大虐殺や関東大震災後の朝鮮人虐殺等)にも触れ、アフリカの内戦を元特殊部隊員たちがくぐり抜けていくので血なまぐさい戦闘も描きつつ、反人種差別、反戦的な思想が描かれ、戦争の愚かさ無意味さも表現されていました。

そのため、探られて痛い腹のある人にとっては、読んでいると不快な小説なのかもしれないです。

「日本の難民の受け入れ実績はアメリカの百分の一以下で非人道的と言ってもいいレベル」みたいな一文はタイムリーでした。

エンタメ小説としてはとてもおもしろく、私も一気に読んでしまいました。