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bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画「激戦 ハート・オブ・ファイト」を見たよーーー!!!

公開当時にTwitterのTLがざわついた話題の映画をやっと見ることができましたーーーー!!!!

gekisen-movie.jp

一応覚悟はしていたんですけど、実際に現物を見ると我が目を疑うというか、白昼夢を見ているというか狐につままれるというか、なんだろう、すごく混乱した……

その後遅れて色々と理解して、じわじわと胸が熱くなってきた遅効性の萌えを噛み締め、世界はここまで来てるんやという驚きとうれしみに溢れました。

何を言っているかよく判らないと思いますが、私もまだ分かってません。

なので感想というより、私が嬉しかった点、ありがたかった点を書こうと思います!!

(ストーリーに触れています)

激戦 ハート・オブ・ファイト【Blu-ray】

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話は主人公二人、事業に失敗し落ちぶれて酒に溺れ自堕落に暮らす父親に立ち直って欲しくてMMAの大会に出て一旗揚げようとする青年スー・チーと、2度ボクシングでチャンピオンになりながらも暴力団と関係し八百長に協力した過去があり、今は格闘ジムで下働きをするファイと彼が間借りすることになった家で共同生活をしている母子が出てきます。

 

母親クワンは幼い息子を事故で亡くしたことを自分のせいだとずっと責めていて情緒不安定で、そんな母親を娘のシウタンは過剰に気にかけ、まるで自分が母親の保護者のようにふるまいます。

住まいを求めるファイが始めて母子の家を訪れた時、シウタンは繊細な母を守るために同じ家に暮らす際のルールをとげとげしく一方的にファイにつきつけ、クワンもファイをあからさまに警戒して娘に必要以上に近づかないでときつくあたる。

それでもファイは母子の態度に気を悪くする様子はないんですよね!

ただ困った顔で受け入れるだけ。

クワンがパニックを起こし、彼に向かって怒鳴り殴りかかっても抵抗することもなく、ただよけようとするだけなんです。

普通なら同じくらい憤慨して罵ったり、とっさに手を上げてハッとしたり、そういうのもない。

女性や母親であることを貶めたり侮辱したり、失望したり、落ち度を責めたりもしない。

普通ならこういうスポ根モノって男性主人公に対して献身を捧げて自分を犠牲にして尽くしたり支えたりする女性が描かれがちですが、むしろそういう献身を母子に捧げてるのは男性のファイなんですよね。

彼は優しく穏やかに母子に寄り添う。

クワンやシウタンに対してロマンチックな視線を送らない。

そして全編通じてこの映画では女性を性的オブジェクトとしては扱わない。

ちょっとでもセクシャルにこの母子を扱っていたら私は死にたくなっていたし、日本のフィクションだとそれは当たり前で、下手したら小学校高学年くらいのシウタンにドギマギする中年男みたいなシチュエーションさえありがちなので、大いに警戒して恐れていたのですけど、最後までその辺はクリーンで私はすごく救われました。

いくらしっかりした気丈な子に見えてもシウタンは子どもです。

母親のことをファイに「おかしい」と言われ、激怒し最後は泣き出してしまうシウタンは抱えきれないものを抱えて母親を支えている小さな子どもで、ファイはそんな彼女をちゃんと「子ども扱い」して謝りながら高い高いをするんです。

シウタンにはもう大きくなった彼女をそんな風に抱き上げてくれる父親はいない。だからなのかいっそう泣き出す。

彼女はファイの前では子どもでいられる。子どもでいていい安心感を感じたのじゃないかと思います。

ファイは彼女を一人の人間として尊重しながら大人として保護者としてシウタンに接し、シウタンもだんだん彼に心をひらいていく。

そうすることでクワンも警戒を解いてファイと母子は距離を縮め、温かな関係を築いていきます。

 

また、非常にマッチョな格闘技の世界を舞台にしながら、ひどい罵倒語もエロも下品な場面も出てきません。

女性に対してフェアな描き方をし、罵倒語や下劣なシーンはないというのはマッドマックスとも共通する点です。

アクションシーンは激しいもののヒューマンドラマとしても素晴らしくて、観客を選ばず楽しめる作品なので、香港で大ヒットしたのも納得です。

女性の描写でモヤモヤして消耗させられることなく、もてる力すべてを持って萌えに投入できるので本当に素晴らしい映画だなって思いました!!


萌え的なことについてはまた別の機会に書けたらいいなって思ってます!!!