bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画「マッドマックス 怒りのデスロード」見てきたよーーーー!!!!! 2

極私的ファン・ジョンミン祭最終日なのに、なんということでしょう!!

私の頭のなかはマッドマックスでいっぱい!!ごめんね、引き続き来月も祭るから許してね!!!!

マッドマックス2回目見てきて、改めて映画の完成度の高さに驚きましたよ!!

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本当にどのシーンになっても画面が美しくて、中だるみがほとんどない。

言葉は極限まで削ぎ落とされていて、多くは役者の演技や映像で伝わってくる。

(非言語コミュニケーションを読み解くのが苦手な私でさえだいたいわかる!!)

音楽が盛り上げる高揚感が凄い!!!そして見終わった後はフュリオサ気分で車飛ばしたくなるので危険!!!(オートマなのに!!)

 

エモーションが収まらないし、ロジカルに感想を書いてくだすってる方は既にいるので、私は私で気づいたことを書きますね!!!

メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデス・ロ?ド

メイキング・オブ・マッドマックス 怒りのデス・ロ?ド

 

 (ネタバレあるよ!)

 

改めて見てなんてストレスフリーな映画なんだろうと感動しました。

 

舞台は戦争で荒廃し、文明が後退した荒れ野であり、弱者は強者に虐げながら生きるしか無く、若くて健康な女性は子産み要員としてさらわれて幽閉されている。

そんな世界を描いていてなおミソジニーを感じさせない!!

女達が所有者である男の目を盗んで逃げ出し、希望を求めてひたすら疾走し、砦の王であるイモータン・ジョーは女達(というより自分の子ども)を取り戻そうと仲間と手下を集めて追撃する。

他の映画ならここで女達への罵倒があると思うんですよ。

馬鹿女、淫乱、ビッチ、売女、クソ女等々。

 

彼らから逃げる女達は、グループ内最高位のジョーの「妻」たちなのでそれなりの敬意は払われているのは分かるのですが、ジョーさえも逃げ出した妻を「女」として貶める言葉は使わなかった。 

 

これに気づいたら翻って、今まで息するように吐出され当たり前に聞いてきた罵倒語、自分ではもう意識もしないようにしていたけど、実はそれを聞いてしっかり傷ついてきたんだなって自覚出来ました。

 

 

女達は女としての肉体を搾取されてます。

ジョーの妻たちは性奴隷であり「産む機械」としてジョーの砦の中でも厳重に警戒された小部屋に幽閉されてます。

また経産婦は強制的に太らされ搾乳されている。

それでも直接的な女性への性暴力、陵辱表現はありません。

子産み女達がつけていた禍々しい貞操帯の意匠や顔を背けたくなるような母乳の搾乳シーンで伝わってきますが、「マッドマックス2」で描かれていた生々しいレイプ描写やそれに類するシーンはありません。

 

また逃げ出した5人の子産み女たちは露出度も高く美しいのですが、彼女らをセクシュアルに扇情的に扱ってもいません。

5人の妻たちはそれぞれに個性があり、言葉を持ち、独立した人格として描かれ、旅を通して成長していく。

 

 そして一番ほっとしたのは、女性同士でいがみあわないこと!

妻たちは5人いて、リーダー格のスプレンディドが妊娠しジョーのお気に入りだと分かっていても、他の妻たちはそれを妬んだりしない。

逆にあんなのに好かれて可哀想にと哀れんでいるようにも思える。

それはお気に入りだからこそ妊娠し、大きなお腹を抱えて逃げ出さなければならなかったことへの同情でもあるように思えます。

 

また、彼女らはフュリオサが教え一緒に目指した「緑の地」がすでにないと知っても、フュリオサを責めなかったし、それで心が潰えて自暴自棄になることもなかった。

道中で取り乱し「砦に帰りたい、ジョーも今なら許してくれる」と来た道を引き返そうとしたフラジールに対しても責めること無く必死で引き止めただけでした。

 

彼女らのシスターフッドの強さはフュリオサの出身部族でもある「鉄馬の女たち」との関わりでも描かれました。

生きるためには人殺しも辞さず、焼けつく太陽の下で生きてきた皮膚が固く厚い老いた女たちと、砦の中で守られ虐げられながらもそれなりに大事に扱われてきた美しく柔らかな肌をした若い女、対称的な二つのグループは中間に立ったフュリオサを軸にしてすぐに交じり合う。

老いた女は若い女たちの美しさに驚き、すぐに彼女らの境遇を思い至り労る。

妻たちは鉄馬の女たちの険しい外見から彼女らがどれだけ厳しい環境の中を生き抜いてきたかを思い、自然と尊敬の念を送る。

ここでも「ババア」と「小娘」の罵倒合戦は起こらない。

 それどころか種を携えた老女はお腹にいる胎児に不安を抱くダグに「きっと女の子だよ」と励ましてさえいる。

跡継ぎの男の子と求めて激しく追撃してくるイモータン・ジョーと、女の子であることは祝福であると笑う鉄馬の女たち!!!!!!

この対比!!!わかる???

これがどれだけ感動的か!!!!

 

と長くなったし私も力尽きたので次回に続きます。