bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画「チャーミング・ガール」を見たよ!!

一応ジャケットには主人公と共にファン・ジョンミンが映ってるのですが、登場時間から言ってその扱いはどうなんだろう?と見終わった後に思いましたね!!

チャーミング・ガール [DVD]

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 韓国のテレビタレントとして長くやってきたキム・ジスの映画初主演作ということで、彼女はこの映画でいくつかの映画祭の新人賞を獲っています。

裏ジャケには「第二のキム・ギドク」と謳われていたのですが、私はキム・ギドクの作品自体を見たことがないのでその辺はわかりません!

 

 

物語は静かに始まり、30代独身女性の地味で質素な生活を穏やかに淡々と淡々と描写していきます。

観葉植物の世話をし、郵便局で気心の知れた同僚たちと働き、通販でお取り寄せをして、テレビを見て眠り、起きていても目覚まし時計のアラームがなるのをじっと見つめている。

靴を買いに行き、男性の店員に馴れ馴れしく呼びかけられ触れられ、不快になりその旨を店員に抗議する。

本当に静かに淡々と過ぎていくのですが、思い出したように過去の回想シーンが入る。

彼女の母を時折思い出す。

男が訪ねてきて、彼がどうやら彼女の元夫だったこと、過去に彼女が不幸な結婚をしていたことがわかる。

その結婚相手を紹介したのは、いつも彼女に厳しくあたる叔母で、叔母の夫はどうやら主人公に性的暴行をした。

それが大きな傷として残っている。

ネコを拾い、かいがいしく世話をし、今までの生活に風景のように存在していた男性を食事に誘う。

OKの返事をもらい、彼女は張り切って準備をするもののすっぽかされる。

彼女は路上で彼と顔を合わせ、逃げるように夜の街へと紛れ込み、一人の酔っぱらいとホテルへ入る。

彼の話を聞き、慰め、彼が持っていたナイフを盗んで家に帰り、慈しんでいたネコを公園に捨て、ナイフを持って叔父に会いに行く。

叔父を前に逡巡する。長い時間悩む。沈黙が続く。

結局主人公はその場を立ち去る。

公園にネコを探しに行く。

そこに食事をすっぽかした男が彼女を探しに来て、すっぽかしたことを謝り、今度は彼女を食事に誘う。

彼女は何も言えないまま返事もできないまま映画は終わる。

彼女がどういう選択をするのかわからないまま余韻を残してエンドクレジットが流れます。

 

この映画でファン・ジョンミンさんが演じるのは大きな傷を抱えて、自分を守るように平坦な暮らしを送る主人公がそこから一歩踏み出す勇気をもつきっかけとなる役柄です。

どうやら締め切りを抱える作家であるらしく、よく彼女が務める郵便局に来て書留を送ってます。

ビジュアルはナチュラルで、本当にその辺にいそうな感じの素朴さでした。

いつどんな感じで出てくるんだろう、あ、あそこにいた!という「ウォーリーを探せ」的な楽しみ方もできるし、映画自体も淡々としすぎてはいたけど割と心にぐさっとくるものがあったので、見て良かったです。