bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画「カン・チョルジュン 公共の敵 1-1」が好きすぎて死ぬ

 

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死にません。

死にませんけど好きすぎてもう7~8回見てます。

私が好きなのは一作目より断然この三作目なんですよね!!!

ソル・ギョングが演じる破天荒刑事カン・チョルジュンのキャラクターに加えて脇役まで素晴らしく魅力的で、しかも今回の相手役というか敵役は私も大好きチョン・ジェヨンでスーツをびしっと着こなした企業グループの社長にしてヤクザの組長イ・ウォンスルを演じてるので一粒で二度も三度も美味しいというね!!!

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このシリーズ、一作目がヒットしたので2作目も作られたのですが2作目では何を思ったかソル・ギョングを検事職につけてしまい、熱血汚職刑事ならではの破天荒っぷりが抑えられてて一作目のあの感じを期待して見ると肩透かしを食らうという映画評を見て怖くてまだ見てません。

その代わり三作目は2作目の反省が活かされて、1作目に更にドライブがかかってます。

カン・チョルジュン 公共の敵1-1 [DVD]

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 (こちらもネタバレとかあまり関係ない映画ですが、一応ネタバレありなので隠しておきます)

 

 

 

1作目はチョルジュンのちょけたナレーションから始まりましたが、3作目はクールにスーツを着こなした組長ウォンスルの演説から始まります。

生肉がずらっとぶらさがっている精肉店の冷蔵庫らしきところにチョン・ジェヨンの声が勇ましく響き渡ってかっこいいんですよね!!いつかこれ発音書き起こして真似してみたいものです。

そのかっこいいウォンスルに比べて、スーツを着てはいるけど髪もぼさぼさ無精髭も生やしたままのチョルジュンが娘の父親教室に呼ばれているシーンに移ります。

(よく見たら前作で犯人に切りつけられた傷が残っているのがわかります)

長年の刑事生活の嫌気が差して辞職しようと決意しているのですが、教室では警察官としての授業をしようとして、名前を黒板に書く途中「ヤクザの方とケンカしたことは?」と生徒の一人に聞かれ一瞬動きを止めてから最後に♡をつけ足し、その後ヤクザの方がかっこいいよとなる生徒たちに大人げなくぶち切れてます。

その後娘に肩を落としながら愚痴って、娘からも「頑張ったわ、元気だして」て慰められてます。お父さんがこれなら大人になるしかないよね、切ないな…

 

チョルジュンは引っ越しの金策に頭を悩ましてます。

一作目では監査に心底呆れた表情で「貯金残高が270ウォンしかない。普通公務員なら積立貯金とかするものでしょ?」と言われてたチョルジュンですが、実は母親のキムチのツボに裏金をけっこう隠してたのに、引っ越し資金の5000万ウォンさえも工面できない様子。(計算苦手だもんね!そりゃ後先考えず使ってるよね!)

 

銀行で金かせよとめっちゃゴネるんですが、これもチョルジュン節というかちゃんと勤め先から証明書出してくれたら融資できますよと言われても「それは恥ずかしいんだよ!」と怒鳴り返して(受付で大声でごねまくる方が恥ずかしいよ!)結局警備員につまみ出されて、それでも暴れるから自分が所属している警察の強行班を呼ばれて連行されるというね!

部長に「なんてザマだ」と呆れられる破天荒っぷりは相変わらずで、でも前作のシリアスな汚職刑事っぷりに比べたらだいぶコメディっぽくなってます。

 

また、前作は犯人に傷を負わされたという私怨で動き出しましたが、今回は高校生、まだ10代の少年たちを犯罪に利用するヤクザたちへの義憤からグループの会長を追い詰めていきます。さすがにチョルジュンも大人になってますよ!

その過程において高校生たちと触れ合う場面が割と多いのですが、精神年齢同じくらいなせいかとても気があっていて見ていて微笑ましいです。

高校生同士のケンカの立会人を買ってでた時なんか、元ボクサーの血が騒いだのかとても楽しそうに自分でもシャドーボクシングしながら観戦してました!

いつまでも忘れない少年の心!!でも実際いたらはた迷惑!!

 

前作ではあっさり描かれていた班長との関係も3作目ではあからさまなブロマンスに発展しており、終始チョルジュンが保護者たる班長に甘えて反抗し、班長がやれやれしながらやんちゃを見守るって感じになっています。

 

序盤の方で一方的に辞表を叩きつけ「俺は民間人」宣言をしたチョルジュンの辞表を「あと10通で100通になるな」とあっさりと保留にし(班長の机にはチョルジュンの歴代辞表を収めた専用引き出しがあるし、かつて学生が授業中にやりとりしていたお手紙のごとくいろんなバリエーションがある)「出勤しないからー」と駄々をこねるチョルジュンをわざわざ自宅まで出向いて連れて行くというね、手のかかる子ほど可愛いというのが画面を通じて伝わってきてね。

ちなみにこの場面、同僚や上司へのあてつけに「刑事の安月給じゃ子どもに米の飯も食わせられねえ」と嘆くチョルジュン(嘆くより先にてめえが朝食を作れ)に対してインスタントラーメンを作っていた娘のミミは「パパご飯炊いてるよ、食べる?」と返し、母は「あんたは裏金たくさんもらってたし、タクシーの運転手だって漁師だって鉱員だってみんな命がけだよ。昨日だって精米店のキムさんが車にはねられて…」とお説教し始め、チョルジュンが「アイゴーなんてうちの家族はチームワークが悪い…」と頭を抱える一連のやりとりが楽しくってしょうがなかったです。

 

不貞腐れたチョルジュンが班長に向かって「あのー」「もしもしー?」とふざけた感じで話しかけるシーンが何度かあるんですけど、それにも班長苛つきながらもいちいち答えてやっていてですね、こういう図々しさが「新しき世界」のジャソンにあったらあんな悲劇にはならなかったのにって目頭が熱くなってくるという。

ジャソン、もっとカン課長やチョン・チョン兄貴に甘えておけばよかったのにね。。。

 

そうやって反抗期の息子チョルジュンとそれに手を焼く父親的な班長なんですが、クライマックス前に「俺と一緒にコンビニ経営しようぜ」という実質プロポーズ話を班長に持ちかけていて、お前仕事を離れても班長とは一緒にいたいんやな、と再び目頭が熱くなりました。その気持は受け入れつつも、それは事件が終わった後で話そうと返す班長大人だ。

 

前作で出てきたサンスやヨンマンは事業で成功して裕福な暮らしを送っていますが、チョルジュンにだけは頭が上がらないようで前作よりパワーアップした活躍を見せてくれてます。

特にユ・ヘジンちゃんの与えられた仕事は完璧にこなす仕事人っぷりにはほれぼれしました。そりゃあキム・ヘスも惚れるわ。衣装も素敵なのでね、ファンの方は是非。

 2009年公開の「母なる証明」捕まったトジュンの悪友でさえアメリカのドラマ「CSI」のおかげで科学捜査についてかなりの知識を持っていたのに、現場のチョルジュン(2008年公開)は遺体の傷口を分析するのに精肉店のヨンマンを連れてきて前作と同じく悪趣味にいじくりまわすの、最高にロックです。

 

 班長班長書いてきましたが、今回は目立たないながらも前作でも好演だった後輩キム刑事の愛されゆるふわキャラっぷりも可愛いんですけどね、まあ今回は班長のチョルジュン大好きっぷりが炸裂してましてね!!!

チョルジュンが腹を刺されて顔真っ青にして病院に駆けつけ、手術室に乗り込んでまさに手術中の医師に理不尽に食って掛かり、麻酔が切れた(マイボス・マイヒーローでも似たような描写があった)チョルジュンにうるさいと返され、キム刑事に「病室を出ていこうとしたら足を折れ」って命令、クライマックス前にはチョルジュンに改まって「ヒョン…ヒョンニム」と呼びかけられて真顔になる辺りがあ、これラブストーリーだったけかなって。

一作目の始めての出会いからここまで来たんだって感動するというか。

 

もちろん忘れては行けないのはチョルジュンに相対するチョン・ジェヨンのスマートなヤクザっぷりでスーツの男たちを従えて闊歩する様子や、相手方に一人で乗り込んでいって立ち回りする場面もかっこよくて「ヤクザだけどいい人なんじゃ」みたいな錯覚に陥るんですが、冷静に見ると最初から最後まで卑劣なことしてるんですよね。顔のだまされちゃだめだぞ私!

それを覆い隠すだけのビジュアルのかっこよさと、普通のパパの時の衣装の可愛さ(お星様が書いてあるトレーナー♡)で特に後者の服装をしている時に「パパの小さいころはなーアスファルトで舗装してなくてそこら辺土だらけでなーよく畑仕事もしたんだー」とじじむさいことを息子に向かって若々しいビジュアルで語っているんですよね!説得力、ない!!!

 

その組長のウォンスルにプレッシャーをかけるために前作と同じくつきまといをするのですが、今回チョルジュンは自分の娘まで動員します。

多忙なウォンスルが息子とつかの間のふれあいをしているさなかに現れてヤクザまがいの言いがかりをつけて殴り合いになるのを、仲良くなった子ども同士が悲しげに見守る様子がね。

ウォンスルの息子はミミに「オッパ」って呼ばれて喜んでるのですが、「君のお父さんヤクザなの?」と聞いてミミも「似たようなものね」と肩をすくめるんですよね。そんな大人な子どもたちと、土まみれになってもケンカし続けるヤクザと警察という構図。

 

あとギョングちゃんが全編通じて肉食ってるというか食ってばかりいるので空腹で見るのは辛いかもです。

組長の右腕懐刀を演じるキム・ナムギルもかっこいいですよ!

そしてキム・ナムギルと一騎打ちし、「(チョルジュンみたいに)刺されたらカッコ悪いからな」と腕をねじりあげるカン・シニルも素敵ー!!!

今回も「逮捕はしない。俺が殺す」精神は健在だし、日本の映画なら主人公は腹の傷のせいでラストは死んでるし、犯人の方も死んでるだろうなってくらい殴られてるのですけどおそらく二人共生きているので公共の敵っょぃ…

 

もっと語りたいことはある気がするのですが、全部書こうと思ったらとてもじゃないけど私の人生の持ち時間では足りないのでこの辺で!!