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bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画「哀しき獣」見たよーーーーー!!!

韓国 映画 キム・ユンソク

ちょっとこのタイトルだと映画のテーマが分かりにくいですが、原題は中国大陸と朝鮮半島を沿岸にする「黄海」。

主人公たちがこの黄海を渡り韓国へと乗り込むことで物語が動き出します。

eiga.com

 

中国・延辺朝鮮族自治州でタクシー運転手を営むグナムは、借金返済のために賭博に手を出すが、失敗して逃げ場を失う。殺人請負人のミョンに韓国へ行ってある人物を殺せば借金を帳消しにすると言われたグナムは、韓国へ出稼ぎにいったまま音信の途絶えた妻に会うためにもミョンの提案を受諾。黄海を渡り韓国へたどり着くが、そこで罠にはめられ、警察や黒幕すべてから追われる身となってしまう。(映画.comより)

 

新しき世界」でヤクザに雇われる暗殺者の出身地としておなじみの延辺が冒頭で描かれています。

中国に住む朝鮮族がどのような暮らしをしているのか、韓国でどのような扱いを受けるのかも描かれているので「新しき世界」と比較して見るとなかなかに興味深い。

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ハ・ジョンウ演じる主人公グナムはもともと稼ぎが大して多くはなく、妻がまだ幼い子供を残して韓国に出稼ぎに行くほど貧しい暮らしをしているのにギャンブルがやめられず大きな借金を背負い、キム・ユンソクが演じる密航ブローカーミョン・ジョンハクにある人物の暗殺を押し付けられる。

その依頼の仕方も非常に大雑把なもので、顔写真さえ無い。

グナムに与えられたのは相手の名前と住所のみ。

当たり前に考えれば怖すぎて引き受けるわけがないんですが、引き受けざるを得ないほどグナムは追い詰められている。

 

というわけでこの映画のハ・ジョンウは常に追い詰められ何かに追われてます。

ひたすら不憫かわいいです。

でもストーリーが進むに連れて、驚くべき行動力と機転を発揮していきます。

中国で暮らしていた時にそれを発揮していれば、こんな事態には陥らなかったのに!と語りかけてしまうほど。

 

対するキム・ユンソクはもう原始人並にワイルド&パワフルです。

なんせ彼の主な武器は斧、そして(おそらく)牛骨。

骨ですよ、骨。

ねぐらを敵に襲われ、枕元に置いてあった骨を武器に戦うんです。

しかもその骨で相手の息の根まで止めてしまうんです。

キム・ユンソク、激アツです。

チェイサーより更に高温注意。

 

描かれるのは謀略と暴力につぐ暴力。

相手が死ぬまで終わらない殺しあい。

凄惨な戦闘を繰り広げて最後まで生き残っても結局は黄海に飲み込まれていくちっぽけな存在でしか無く、なんとも言えない寂寥に包まれて映画は終わります。