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bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画「春が来れば」を見たよ!!!

チェ・ミンシク 映画 韓国

韓流ブーム真っ最中&「オールド・ボーイ」の興奮冷めやらぬなか発売された(らしい)DVDのせいか特典が超豪華な割にアマゾンで77%OFF977円というお手頃価格で販売されている映画です。

春が来れば デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]

春が来れば デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]

 

ああ、ジャケットのミンシク先生の笑顔が眩しいですね!!!

 

豪華な特典の一つ、インタビュー映像でチェ・ミンシク自身が「前の役を自分の中から消し去るには新しい映画に入るしかない」と語っており、そのため「オールド・ボーイ」とは正反対に思える映画を選んだのだとか。

「この映画は題名もダサいしね!」(原題は『花咲く春が来れば』)と爽やかにおっしゃってました。

 

まずジャケットでの笑顔のミンシク先生に度肝を抜かれますよね!

そして劇中では暴力沙汰がほとんど一回くらいしかないのも逆に衝撃!

それくらいのんびりとした平穏な地味な映画です。

淡々と時間が経過していく感じの。頑張って見てないと眠くなるので気をつけて!


映画「春が来れば」 監督に単独インタビュー [韓国エンタメ] All About

 これ、本当に淡々としていて劇的な場面はほとんどないんですよ!!

 

オーケストラ奏者になることを夢見ていながらなかなかその夢を実現させられず、愛する人に素直に心を伝えることもできない冴えない中年男が主人公です。

いつまでたっても結婚もせず、母親と同居して家事全般をしてもらいながら、合格するはずのないオーディションを受け、カルチャーセンターで音楽を教えて糊口をしのいでいるイ・ヒョヌは、ある日地方の中学での音楽講師を募集している求人広告を見かけ、吹奏楽部の指揮者として、冬になれば雪に埋もれる厳しい自然に囲まれた炭鉱の町、江原道の道渓中学校単身赴任します。

過疎化が進み、生徒数も少なくなったため吹奏楽部も存続の危機にあり、次の大会で優勝できないと部自体がなくなってしまうかもしれないという状況で、優勝を目指して指導していきます。

 

こういう系統の映画だと期待してしまがちな生徒たちとだんだん仲良くなって彼らの心を掴んでいく過程や、吹奏楽部の生徒たちがだんだんとテクニックを挙げ上達していく様子はそれほど力を入れて描写されてません。

(少しずつはあるけれど劇的ではない)

それより、ヒョヌのぱっとしない日常、新天地を求めてやってきたはずなのに好転しない日々が描かれてます。

また、関わりができる生徒たちの過酷な暮らしぶりも浮き彫りにされ、そういう環境の中で音楽を続けていくことの難しさも。

 

治らない胃痛に顔をしかめ、若い薬剤師にもらう消化剤の助けを借りながら、痛む腹をさすりつつトゲでの生活と職務を過ごしていく。

途中一人で年越をしたヒョヌが母親と電話しているうちに「もう一度最初から全部やりなおしたい」と泣いて告白するシーンがあって、初めて見た時にはずいぶんと酷いことを言うな、と思っていたのですが、あれは「ある」ものを見ないで来たの自責の念から出た言葉なんだな、と今は納得できるようになりました。

 

ヒョヌはおそらく生まれて初めての一人暮らしをし、中学校の生徒や周りの人々と一から人間関係を築き上げていきます。

それを経験することで初めて今まで自分がどういう環境にいたのか、周りの人々からもらっていた温かな感情などをやっと理解するんですよね。

 

大会の結果は判然としない。

優勝→感動→感涙!!!みたいなカタルシスはない。

その辺が判然としないまま、彼はトゲを去り元いたソウルに戻り、恋人だった女性に電話をかける。

パッと見れば映画が始まった冒頭と変わらない情景ですが、冬が過ぎ春が来て変わったものは確実にあると思わせてくれるエピソードです。

 

この役を演じたミンシク氏は制作発表会見(かな?)で「私はこの映画で私が演じたような役が一番嫌いだ。優柔不断で愛している人にプロポーズもできない」と言い切っててちょっと笑ってしまいました。

 そして特典映像のポスター撮影風景ではミンシク先生がテンションの異常に高いカメラマンに売れっ子グラビアアイドルのような扱いを受けながらポーズを取ってて心があったかくなりますよ!

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