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bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画「殺人の追憶」を見たよ!!!!

これが課題映画の最後です!!とりあえず辿り着いたーーーー!!


殺人の追憶 : 作品情報 - 映画.com

 

初ソン・ガンホだよ!!!私今まで名前はなんとなく知ってても、監督か俳優か判然としなかったんだけどこれで覚えた、俳優だ!!!

 

「殺人の追憶」でググるとwikiがまずヒットして、そこだと「軍事政権下で比較的治安のよかった1980年代に発生し、10人の犠牲者を出した華城連続殺人事件を元にした戯曲の映画化作品」という説明に愕然としました。

1980年代まで韓国は軍事政権だったって、改めて思うと凄い事実です。

というか今だって休戦しているだけで戦争状態なんですよね。だから徴兵制度も残っている。

 

映画はその実際に起きた未解決事件に材をとって作られています。

殺人の追憶 [Blu-ray]

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 ソン・ガンホが演じるのは事件が起こった田舎で働く刑事パク・トゥマン。

ドン臭くて垢抜けない田舎おやじなビジュアルで、刑事としての操作方法も「刑事の勘」を頼りに泥臭く足で捜査するタイプ。

でも容疑者の顔写真とプロフィールのようなものをノートにまとめるまめさはある。

そこにソウル市警からキム・サンギョン演じるソ・テユンが派遣される。

彼は自白強要のためなら拷問も辞さずなトゥマンたちを苦々しく見守りながら、書類は嘘を付かないと理性的な捜査法を持ち込む。

トゥマンとテユンの間には緊張状態が生まれ、お互いのやり方に反発し衝突もするけど、長引く事件の中で関係性が少しずつ変化していきます。

 

テユンが書類にあたったおかげで真犯人らしい容疑者に近づいた時、トゥマンは書きためた自分の捜査ノートを破り捨てる。

だけどテユンは事件が起こる土地と犯人の狂気に引きずられるように変わって行く。

被害者が増え世間の注目を集め、休みも取れず肉体的にも精神的にも刑事たちはプレッシャーを感じ追い詰められていく。

「書類は嘘をつかない」と繰り返していたテユンが、最初の容疑者の自供の疑問点に気づいて、おそらく何らかの知的障害がある第一の容疑者の自供を頼りに必死に追いかける様子は彼の変容が伝わってきました。

嘘をつかない書類ではなく、嘘をつく人間にすがらなければならないほど捜査する側の人間が追い詰められる。

その合間をすり抜けて犯人は闇に消える。

何の説明もなく時間は流れ、ラストシーンがタイトルに繋がるのを見て、ぶわっとやっぱり鳥肌がたちました。

 

追憶って割といい思い出のイメージが合って、そこに殺人という人類の一番の罪がのっかるのってどうなの?って思っていたのですが、そうか犯人からしてみれば完全犯罪を完遂できた殺人はいい思い出だよな、と。

 

土俗的な風習がいまだのこる農村風景と大きな工場が混在する街の風景がちぐはぐな感じで急速に発展していく時代を象徴しているようでした。