読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

bloody’s diary

☆血反吐を吐きつつ書くブログ☆

映画「フューリー」見たよ!!

はーい、ブラピのモノマネしまーす!!!

「プリーズエンジョーイ アリガート(パーンと拍手)」

はい、何度も何度もフューリーの予告編で見たブラピです!

全然似てないですけど覚えたのでやっていきたいと思います。

てわけでフューリーみてきました!!!!


映画『フューリー』公式サイト

 

いやーもうね、途中から逃げ出したいくらいキツい映画でした。

多分この映画で配給会社が意識してプロモーションしたのは、圧倒的なリアリティをたたえた戦車戦闘シーンであったり、戦場で描かれる男たちの勇気と絆であったり、そんなものなんでしょうけど、私はああいう状態におかれた時の女性の圧倒的に弱い立場に胃がキリキリしました。

 

途中でブラピ演じる連合軍のアメリカ人軍曹が制圧した街で女がいる家に新兵のノーマンを連れて押し入るんですね、銃を持って。

そこにはおそらく夫は兵士として戦場にいっているであろう赤毛の女性がいる。

ノーマンが銃を持って部屋を探すとベッドに下から怯えて泣き出しそうな美しく若い少女が出てくる。

女性が荒ぶる男たちからなんとしても隠したかったであろうほどに可憐で魅力的な少女を前にして軍曹は「お前が抱かないなら俺が抱く」と脅す。

赤毛の女性にはタバコや卵などの物資を渡す。ノーマンは少女を連れてベッドルームに行く。

これ、ほとんど強姦であり買春なんですよ。。。

しばらくは銃で脅し、銃をおろして軍曹は湯を所望し、身体を清め始めてからも緊張感は消えない。

女達が男の威圧に怯え、耐えながらこの場面をどうやって生き延びればいいのか、為す術もなく震えて言われるまま食事を作ってる気持ちが伝わってくる。

彼らの気まぐれによって彼女たちの運命なんぞどうにでもなる。殺されるのも犯されるのも他の兵士たちに斡旋されることもある。

でもどうしようもなくてただただ怯えている。守りたいと思っていた従姉妹の少女が敵軍の兵士に犯されるのに銃があって武力で制圧されたから反抗もできず立ち尽くすのみ。

しかも映画館でもらったガイド誌には「ウォーダディー(軍曹の愛称)がノーマンに父のように優しい気遣いをみせる」とこのエピソードの場面を紹介していて驚愕しました。

銃で脅して押し入った女世帯で性的な接待を強要した場面なのに。。。

 

事が終わった後、4人で食事しようとしてる時に一緒に戦車に乗って戦っている軍曹のチームの他のメンバーがやってくる。

ノーマンにあてがう女を見つけてやったと馬鹿騒ぎする。そしてノーマンと少女の二人をみて何が起こったかを知り、食事の準備をしようとしている4人の様子に気づいて気分を悪くし、非常に野蛮な振る舞いを始める。

少女に「こいつとやったなら俺ともやれるよな」「みんなにおすそ分けしろよ」と下卑たジョークを言い、軍曹に「その娘に指一本でも触れたら歯を叩き折る」と一喝されて一度は引き下がる。

でも彼らは少女に何度も泣き出させるような嫌がらせを繰り返し、ついには「触ってないぜ」と言いながら少女の食事の皿の上にのった目玉焼きをいやらしく舐め、辱める。

少女は泣き出し、軍曹は黙って自分の皿と汚された少女の皿を交換してやる。

仲間たちは自分たち抜きで楽しいことをしようとしていた軍曹や、何より新入りのノーマンが気に入らなくてマウンティングの意味で度を超えた嫌がらせをしたってのが伝わってきて、あーなんてきったない絆なんだろうと私は非常に絶望したし、女たちにとっては軍曹たちもその仲間も侵略者に代わりはないけど、どちらがましかというと軍曹の威圧感とリーダーシップにすがってせめてもの安全を願うしかない。

もうなんか絶望のあまり非常な厭世観が襲ってきて、胸が重苦しくなりました。

感動ストーリーの名を借りながらも、軍隊というホモソーシャルの汚さ、ヒエラルキー下位者への抑圧っぷりがこれでもかと描かれてました。

 

おそらくこの映画はリアルな戦闘シーンとクライマックスで男たちが見せる勇敢さと友情、みたいなのが主題であろうし、そこは戦争映画好きとしてよかったんですけど、私は何より上述の部分、長々しく書いた部分に打ちひしがれました。

普段生活している分には私は自分が女性であることについては否定的には思わないのですが、こういう非常事態において女であることはなんて頼りなく力なく弱々しいのだろうと。

非常に辛い映画でした。


映画『フューリー』予告編 - YouTube